越後白雪茸研究会（新潟県新潟市秋葉区）は17日、東京アークヒルズクラブ（東京都港区）において、一般公開セミナーとして「越後白雪茸の抗肥満効果」など白雪茸研究の現状報告を行う。併せて、現在機能性食品の開発に携わる人たち、実際に使われている人たちには関心の高い機能性表示食品や、機能性素材の最近の動向に関する講演も準備している。

越後白雪茸は、遺伝子レベルの研究で、椎茸や舞茸と同じ担子菌類である特徴をもっている。しかし、担子器を形成しないため、胞子を出さない。そのため、椎茸やエノキタケのようなキノコの形を作らない。栽培された環境に合わせて、様々な形に育つ。

また、塩基配列が過去に発見されたキノコと同定できないために、新種のキノコとして世界11カ国で特許が取得されている。研究が進むにつれて、聖マリアンナ医科大学で、免疫賦活作用があることが発見された。それを皮切りに、多くの研究機関で抗酸化力、アトピー改善効果、花粉症対策、エイジングケア、メタボ対策など様々な研究が進められている。

【第6回越後白雪茸研究会 平成27年度通常総会】
日時：2015年10月17日（土）　11:20～16:30
会場：東京アークヒルズクラブ（東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル）