薬用植物「トウキ」、化粧品OEMと地元生産者が覚書を締結
2015.10.28
編集部
一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター(佐賀県唐津市)の会員企業である化粧品の企画・製造を行う株式会社コスメディアラボラトリーズ(神奈川県横浜市)と、地元生産者の吉田庄一氏(玄海町在住)は、吉田氏の生産する「トウキ」の売買契約を前提とした諸事項の調整のための覚書を11月10日に締結する。
コスメディアラボラトリーズでは、自社商品に用いる安心安全な国産原料を探求されており、ジャパン・コスメティックセンターが支援会員である玄海町の薬用植物栽培研究所(佐賀県東松浦郡玄海町)を紹介し、薬用植物栽培研究所が栽培指導を行っている吉田氏とのマッチングに至った。
吉田氏が栽培している「トウキ」は、玄海町薬用植物栽培研究所から栽培指導を受けながら、安心安全をモットーに極力農薬使わず栽培されている。「トウキ」は、来年2月ごろ収穫を予定しており、化粧品への利用に適した「トウキ末」として加工・調製される。
その後、コスメディアラボラトリーズと吉田氏の間で売買契約が締結される見込み。引き続き、ジャパン・コスメティックセンターがサポートを行っていく。
また、玄海町薬用植物栽培研究所では、今後「トウキ」だけにとどまらず、ほかの薬草についても玄海町内の栽培を拡大し、様々な化粧品等への利用を推進していく。