脂肪吸引法はセルライトにも効果的

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2015.11.24

国際部

セルライトは、増加した皮下脂肪が線維芽細胞を皮膚の方に引っぱることで起こる不均一な皮膚の凹凸状態といわれている。美容上は大きな問題だが、医学的には研究の進んでいない分野であり、その発生メカニズムも解明されていない。

痩身治療で用いられる脂肪吸引でセルライトを改善しようという試みは近年始まったところで、今回の研究報告は、脂肪吸引でセルライトの長期的な改善がなされたかを検討するもの。報告は11月17日、「British Journal of Dermatology」オンライン版に掲載された。

ドイツのクリニックで治療を受けた85人の患者から、施術4年後、8年後の状態について、アンケート調査に回答してもらった。その結果、4年後の調査と比較して、自発痛(なにもしていないのに痛むこと)、圧迫感、浮腫、あざ、動作の制限における改善が8年後も同様に見られたことがわかった。うっ血緩和療法や圧迫下着着用の機会減少も同様だった。セルライトに対する脂肪吸引の長期的効果が初めて実証されたと研究者らは述べている。

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