ワインの酸化防止剤「亜硫酸塩」基準を見直しか

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2016.04.20

国際部

欧州食品安全機関は4月14日、亜硫酸塩の安全性を「完全に確認する」ためにさらなるデータが必要という「News」を同機関のサイトに掲載した。

亜硫酸塩はワインの酸化防止剤やドライフルーツなどの漂白剤として広範に利用されている。欧州食品安全機関(European Food Safety Authority:EFSA) は、現在の使用基準は消費者保護のために十分であるとしながらも、安全への不確実性を減らすことのできる新しい研究データが提供されれば、EFSAは再検討するだろうと述べている。

摂取後に体内で同様の反応を示す7つの食品添加物(二酸化硫黄と6種類の硫酸塩)が一緒に考慮された。既存の一日摂取許容量は体重1kg当たり0.7mg/kgだが、多くの人はしばしばこの値を超えている。また、一部では亜硫酸塩に敏感な人もいる。EFSAの専門家パネルは、不足しているデータを得る研究実施後5年以内に、許容量を再検討するべきと推奨している。また、各食品に亜硫酸塩の実際の使用量を記すべきともしている。

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