米オーガニック産業の監視団体、歯磨き粉など成分規制強化を

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2016.08.19

国際部

米オーガニック産業の非営利監視団体であるThe Cornucopia Institute(コーヌコピア研究所)は、8月16日、米国で販売されている オーガニック歯磨き粉やナショナルブランドの練り歯磨き粉に内分泌かく乱物質、炎症剤、および発癌物質を含む有害な成分が含まれている内容の報告書を公表した。

CI_ToxicToothpasteReportScorecardGraphic「Behind the Dazzling Smile: Toxic Ingredients in Your Toothpaste(眩しい笑顔の後ろに:あなたの歯磨き粉に有毒成分)」と題する報告書の中で、 安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の合成保存料およびラウレス硫酸ナトリウムなどの界面活性剤は毒性や発ガン性が問われていると指摘。このような成分を米国食品医薬品局 (FDA)は認可していると米国の規制の弱点を解説した。

米国で認可されている多くの化学物質は欧州、カナダ、日本ではパーソナルケア製品への使用が禁止されているという。同団体は、今回の報告書を米上院議員ダイアン・ファインスタイン氏(民主党、カリフォルニア州)とスーザン・コリンズ氏(共和党、メイン州)に提供した、としており規制強化に動き出した。

消費者が商品を購入する際、的確な判断ができるようにオーガニック歯磨き粉ののブランド別スコア表を作成して公式サイトで発表もしている。

参考リンク
cornucopia.org

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