年代により異なる、夏のメイク直し事情
2016.08.18
編集部
株式会社ADDIX(東京都港区)が運営する、女性たちの動向やインサイトを探る情報サイト「BWRITE(ブライト)」は、「夏のメイクについての意識調査」(18歳以上の女性200名を対象に実施)の結果レポートを発表した。
温度も高く、蒸し暑い、日本の夏。ふだんメイクをしている女性たちに「夏のメイクのお悩み」を聞いてみると、回答者の7割が「化粧崩れしやすい」ことと答えた。
年代別で見ると、「30代以下」と「40代以上」とで、回答の傾向に違いが見られた。その原因には、40代から肌質が大きく変わることがありそうだ。
全体合計で1位の「化粧崩れしやすい」は、どの年代でも1位だが、その割合は40代以上では大きくダウンしていることがわかる。
また、18~29歳、30代では、「あぶらっぽさ/肌のテカリ」が2位だが、40代以上では、僅差で「冷房で乾燥する」が2位となっている。
40代以上になると、皮脂分泌が落ち、肌が乾燥しがちになることで、「崩れ」や「テカリ」の悩みが軽減される一方、夏でも「乾燥」が大きな悩みとなってくるようだ。
次に、1日にメイク直しを何回行っているのか聞いたところ、もっとも多かった回答は「1回」で、5割近く。また、4割は「0回(メイク直しはしない)」と回答した。
「0回」と「1回」を合わせた割合は約9割にのぼり、化粧崩れは気になるものの、メイク直しはあまりしない女性がほとんどのようだ。
年代別で見ると、「18~29歳」では、約6割が「0回(メイク直しはしない)」と回答。また、「2回」以上と答えた人の割合は、年代が上がるほど高くなっており、年代とともに、メイク直しの回数が増える傾向があるようだ。
40代以上は、夏のメイクの悩みで、「化粧崩れ」と答えた割合がもっとも低かった年代にもかかわらず、若い年代よりもメイク直しの回数が多い。
その背景としては、一般的に、年代が上がるにつれて、女性の肌にはシミやシワ、クマなどの隠したいものが増えていくため、年令とともに、ベースメイクを重視する傾向がより強くなっていくものと考えられる。隠したい肌の悩みがある40代以上で、メイク直しの回数が増える理由は、その「隠したい」気持ちの切実さにあるといえそうだ。
より詳しい情報は、「BWRITE」サイトで公開中。