ダイエットに効果の腸内菌・アッカーマンシア
2013.05.20
編集部
オランダのワーゲニンゲン大学のサイトに13日、人の腸内に存在しているAkkermansia muciniphila(アッカーマンシア ムシニフィラ)の肥満への効果を示唆する論文が掲載された。
アッカーマンシア菌は、乳幼児から老人まで人の腸内に普通に存在している菌。アッカーマンシア菌を投与したマウスによる実験では、通常の食事のマウスには何の効果もなかったが、高脂肪食摂取で肥満になったマウスでは脂肪の増加が抑制され、血糖値が正常レベルとなり、腸のバリア機能が強化された。ヒトでの研究はまだ実施されていないが、肥満への効果が期待できそうだという。