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ウェアラブル・フィットネス市場価値、2022年には12億ドル突破?

Tracking the developments in the cellular and gene therapy industryグローバル・マーケットリサーチ会社MarketsandMarkets(インド、プネー県)が、このほど発表した「ウェアラブル・フィットネス・テクノロジー市場予測」によると、市場は2016年から2022年の間に13.7%の CAGR(年平均成長率)で成長し、2022年には世界の市場規模は12.44億USドルに達するらしい。この市場の成長を駆動させる主要因は、ウェアラブルフィットネスの洗練されたガジェットの開発、発展途上国における可処分所得の上昇と分析されている。

2015年のウェアラブル市場で最も飛躍した製品はスマートウォッチ。アップル社がアップルウォッチの販売を開始し、“時間の使い方を進化させる時計”として話題をさらったのは記憶に新しい。

2022年までの予測期間中に、ウェアラブルフィットネス技術市場をリードすることが期待されているのはハンドウェア・セグメント。ウォッチのほか、リストバンド、スマートグローブ、スマートリングなどが含まれる。手に装着するデバイスを監視することが容易なため、ウェアラブルフィットネス技術市場の半分以上は、ハンドウェアカテゴリによって支持されると推測される。

アメリカは2015年のウェアラブル市場で最大の市場シェアを占めた。消費者の健康維持への意識改革が増進して慢性疾患の管理・予防など医療用途の需要増加が背景にあり、今後も高い成長率が期待される。

ウェアラブル市場における主要なプレーヤーとして、アップル(米国)、FitBit(米国)、 Jawbone(米国)、ペブル・テクノロジー(米国)、アディダスAG(ドイツ)、AGarmin(スイス)、LG電子(韓国)、ナイキ(米国)、クアルコム(米国)、サムスン(韓国)、ソニー(日本)、Xiaomi Technology (中国)などが挙げられている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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