女性向けマーケティング支援事業を行うトレンダ―ズ（マザーズ上場）は、これまで助走期間にあった美容クリニックのクーポンサイト「キレナビ」の化粧品販売が収益に本格的に寄与することから今期（2014年3月期）の業績は大幅に伸長する見通しだ。

ポータルサイト「キレナビ」は、2011年10月に美容医療の将来性を見据えて開設したもの。2012年10月から同サイトを「収益源の3本柱の一角と位置付け」マザーズ上場（2012年10月）による知名度を生かしながら、顧客基盤の強化と啓蒙活動を継続強化してきた。その結果、サイト開設3年目に入り現在では、クーポン1075種類、提携クリニック数218社、提携美容クリニック184社に業容が拡大、化粧品の販売にも反映して今期、黒字化に転じるのは確実な状況にある。
こうした「キレナビ」による化粧品販売が奏功して今期の業績は売上高21億円（前年同期比29.9％増）、営業利益5億1千万円（同26.2％増）、当期純利益3億6百万円（同22.9％増）と大幅な増収増益になる見込み。

現在、同社の主力事業は、クーポンサイト「キレナビ」による化粧品販売「ライフスタイル支援メディア事業」に加えブログやスマホを使ったマーケティング調査「ソーシャルメディアマーケティング事業」、製造メーカ―の新商品を広報・宣伝する「プロモーション事業」の3本柱で事業を展開。この3事業の中で同社の業績を左右するものとして最も新しい事業「キレナビ」による化粧品販売の動きが最大の関心事となっている。