世界人口の92%が大気汚染にさらされている

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2016.10.3

国際部

世界各国の大気汚染と健康への影響についての推定値が9月27日、WHOサイトで発表された。

調査は英国バース大学国際チームとWHOの共同で実施され、世界各都市と郊外の計3000カ所で大気汚染を測定した。地上と空中での測定に加え、人工衛星の測定結果も併用して詳細な大気汚染レベルを算出し、汚染と関連する健康データも検討した。この調査結果から作成された新しいモデルとなるインタラクティブマップ(可視化した地図)は、WHOの大気基準を超える地域を明らかにするもの。マップによれば世界人口の92%がWHOの大気汚染基準値を超える場所に住んでいるという。

2012年には全死亡者数の11.6%、650万人が室内及び屋外の大気汚染に関連して死亡している。そのうち屋外の大気汚染での死亡者数は約300万人に上る。大気汚染関連死の90%近くは発展途上国や新興国で発生しており、3分の2が東南アジアと西太平洋エリアだった。具体的な死因の94%は脳卒中、慢性閉塞性肺疾患、肺がんなどの循環器疾患だった。大気汚染の原因としては自動車や家庭からの排気ガス、廃棄物の焼却、石炭火力発電、工業活動などのヒトによるもののほか、黄砂や火山の噴煙や火山灰などもあげられる。

機能性ファンデーションの目的のひとつに大気汚染によるストレスから肌を守るというものがあるが、老化を一気に進めるという大気汚染は、考えられているより広範で起こっているようだ。

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