滝川、価値観の変化を敏感に察知できるように

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2018.01.11

編集部

瀧川株式会社(東京都台東区)の新年賀詞交換会が5日、都内で開催され、取引先の代表者らを交えて新年のはじまりを祝った。代表取締役社長の瀧川睦子氏は、以下の年頭所感を発表した。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。平素は格別なお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

さて、昨年を振り返ると様々なことを思い出されますが、当社にとってとても感慨深いのは、平成29年春の叙勲で当社会長の瀧川晃一が「旭日小綬章」を受章したことです。日本の理美容産業に携わり、新しい美容産業であるネイル産業の振興に尽力した功績や東日本大震災の被災者にむけて「瀧川奨学金制度(給付型)」を立ち上げた社会貢献などが評価され、経済産業省から推薦されたということで受章に至りましたが、何より当人だけでなく、活動基盤である瀧川株式会社が日ごろお世話になっております、お得意様、お取引様、関連団体の皆様のご協力があって、そして社員の理解があってのことだと皆様には改めて、心より感謝申し上げます。

今後も、当社社員一丸となって、これまで先人が積み重ねてきた努力を無駄にせず、時代の変化が求めるニーズに応えられるよう邁進してまいります。

どのような産業も最初があり、今がありますが育つ環境や時代により結果は大きく異なります。戦中、戦後を除き現代のように産業の発展に関わる働き手が足りない時代はなかったと思います。AIの活用が話題に出ますが、中小零細企業にとっては投資できる限界があり、またサービス産業でも我々の業界のように肌感覚が顧客満足度に直結するジャンルについてはなかなかすべてをAIで解決するのも容易ではありません。ただ、従業員確保が困難という大きな問題が、美容業界において長らく課題であった「従業員の雇用条件の見直し、雇用環境整備」などに繋がり、大きく改善しました。

一方で、根本的な少子化という問題は解決していない中で、「職業として魅力的」と若人が目指す職業、業界に変化することが急務といえるでしょう。

価値観の変化は働き方ともイコールであり、ライフスタイルの変化をもたらし、お客様のニーズにも変化をもたらします。常にアンテナを張り、価値観の変化を敏感に察知できるようにしたいものです。そのためには柔軟性があり、多様性を受け入れることが重要と考えます。

業界の物流体制、雇用問題、技術の継承、トレンド・情報の受発信ほか、抱えている課題を解決に近づけられるような仕組みを考えていきたいと思います。

今年、平成30年は最後の平成イヤーになりますが、来る年に備えて、様々な変化を受け入れ生活者の皆様が美しく健やかな毎日を楽しんでいただけけるよう、ディーラー様、メーカー様と連動して活動してまいりますので、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。

参考リンク
瀧川株式会社

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