世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

テクノロジーの進化と座位時間の関連

先進国と発展途上国の一般人口の比較で身体活動と座位時間を検討した結果が10月12日、「BMJ Open Sport & Exercise Medicine」オンラインに掲載された。

血流や筋肉の代謝低下で心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病発症とも関連する座位時間の長さが問題となっている。今回の研究は、サハラ以南アフリカの国・マラウイの農村部に住む成人のサンプル(15~85歳の414人)を対象に、ActiGraph加速度計の装着による身体活動と座りがちな行動パターンを評価。さらにマラウイでのこの行動パターンを、同じ方法論を使用して収集および分析された米国のデータと比較した。

その結果、マラウイの成人のMVPAおよび軽度身体活動のレベルは、米国の集団で観察されたものよりも大幅に高く、米国人の座位時間は毎日2時間近く長かった。「米国での現在の活動レベルをマラウイでのライフスタイルと比較すると、私たちが驚くほど活動的でないかがわかる。テクノロジーが支配する現代的なライフスタイルが身体活動や座位時間に影響している」と筆頭著者のMichael Pratt医学博士は述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP