アメリカの消費者の間で、自然派化粧品の需要がさらに拡大しそうな勢いだ。米ナチュラル化粧品 Kari Granが米ハリスポール調査会社に委託してオンライン調査を実施したところ、女性の半数以上（55％）は購入前に美容製品の成分表示をチェックすると回答し、さらに35％の女性は今後2年間でオールナチュラルな美容製品の購入を増やす考えがあると回答したという。

今回で2回目になる世論調査は、2016年8月、全米の成人女性（18歳以上）1,000人を対象にスキンケア、ヘアケア、メイクアップ、 日焼け止め剤、香水、ネイルケアを含む美容製品の購入パターンについてオンライン調査したもの。

ナチュラル製品への関心は18〜34歳の女性で最も高く、７割以上の同世代の女性は美容製品を購入する時にナチュラルな成分を使っていることが重要な決め手になると回答した。さらに４割以上の同世代の女性は今後2年間でオールナチュラルな製品をより多く求めると回答したという。

製品カテゴリー調査でオールナチュラルな成分が重要だとの回答率が最も高かったのはスキンケアで、53％の女性がオールナチュラルな製品を購入すると回答した。その次ぎはヘアケア（50％）と高い支持率で、メイクアップ（40％）、日焼け止め剤（40％）、香水（33％）、ネイルケア（29％）と続いた。

子供がいる女性と子供がいない女性との比較調査では、子供がいる女性の69％がナチュラル成分の製品を購入するのは重要だと回答し、子供がいない女性の56％が同じように重要だとの意見だった。