ヘンケルの社会貢献活動『未来をつなぐ夢はさみ』
2016.10.17
編集部
ヘンケルジャパン株式会社 シュワルツコフ プロフェッショナル事業本部(東京都品川区)は、2008年から社会貢献活動として実施しているカンボジアの青少年向け美容職業訓練『未来をつなぐ夢はさみ』のアドバンスコースを10月31日~11月4日に実施する。昨年新設したアドバンスコースはサロンとのコラボレーション形式で開催しており、今年は株式会社F.PARADE(東京都港区)と共同で実施する。
今年で8年目となる『未来をつなぐ夢はさみ』は、認定NPO法人国境なき子どもたちが支援するカンボジアの恵まれない青少年(15~18歳)を対象とした美容職業訓練だ。
生活支援の寄付をするのではなく、カットの技術や理論など世界トップレベルの日本の美容技術を伝えることで美容師を志す若者たちの自立を支援したいという思いからスタートした。さらにアドバンスコースでは、「一層の技術向上を図り、カンボジアの子どもたちの就職・独立のチャンスを広げ、より自立しやすい環境をつくること」を目指している。
今年はベーシックコースを6~7月に実施。これまでにのべ276名の現地生徒に対し、日本全国から募集した経験豊かな38名の美容師がボランティアトレーナーとして指導してきた。
受講者のうち2名が美容サロンをオープン、40名が美容関係に就業するなど、子どもたちの夢への一歩を確実に後押ししている。
また、トレーニングに必要なはさみやウィッグは同活動に賛同する株式会社ナルトシザー(兵庫県宝塚市)やミツイコーポレーション株式会社(静岡県静岡市)が提供。
今回、コラボレーションをする株式会社F.PARADEは、「全員でエンターテインメント」を掲げ、関東にサロン3店舗を展開している。代表の長谷川竜太氏は、一般財団法人日本そうじ協会の環境整備士1級を保有しており、掃除大賞2016において「ホスピタリティ教育賞」を受賞。他の複数の会社とともに「TOTONOEプロジェクト」を発足させるなど、新しい試みにも多くチャレンジしている。
「F.PARADE」店長の鈴木亮平さん、「F.PARADE seaside」店長の山本邦大さんが参加し、カンボジア北西部バッタンバン「若者の家」で実施する予定だ。
- 参考リンク
- ヘンケルジャパン株式会社