人工甘味料入り飲料で脳卒中と認知症リスク上昇

最新商品

2017.04.25

国際部

人工甘味料入りの飲料が脳卒中および認知症のリスクとなるという論文が4月20日、「Stroke」オンライン版に掲載された。

砂糖または人工甘味を添加した飲料の摂取は、脳血管障害および認知症のリスクを増加させる心代謝リスク因子に関連しているとされる。今回は、アメリカで実施された心血管病の大規模研究であるフラミンガムコホートにおいて、加糖飲料が脳卒中または認知症リスクと関連しているかどうかを調査した。対象は45歳超の脳卒中既往のある2888人と60歳超の認知症の既往がある1484人。飲料の摂取状況は食品頻度アンケートを用いて定量化した。

その結果、年齢、性別、教育(認知症分析のため)、カロリー摂取量、食事の質、身体活動、喫煙による調整後、人工甘味料入り飲料の累積摂取量がより最近に、より多量なほど虚血性脳卒中、認知症およびアルツハイマー病の認知症を引き起こすことが確認された。毎日の累積摂取量週当たり0と比較すると、ハザード比は虚血性脳卒中で2.96(95%信頼区間、1.26-6.97)、アルツハイマー病で2.89(95%信頼区間、1.18-7.07)であった。砂糖入りの飲料は脳卒中または認知症と関連していなかった。

#

↑