片手で簡単開封の薄型パルチ、化粧品・医薬部外品に採用期待
2013.06.18
編集部
食品容器・包装資材などを企画・販売している株式会社廣川(大阪市天王寺区)は、片手で簡単に開封できる“超薄型”パウチ「イージースナップ」を開発(特許申請中)した。同社は、「手を汚さずにワンタッチ開封できるため、衛生面が求められる場面での使用に適する」とし、化粧品、医薬部外品業界を中心にサンプルパッケージなどへの採用を見込んでいる。7月から3サイズで受注を開始する。
同製品は、表面を上にした状態でパウチの両端を持ち、指で中央部を押すと裏面に入ったスリットからパウチが開封され、簡単に内容物を取り出せる。
厚みは約3~4ミリ。S(40×50ミリ)、M(50×75ミリ)、Lサイズ(60×100ミリ)の3ラインアップで、容量はサイズに応じて約1.0~約10.0ミリリットルまで入る。裏面には注意書きなどをモノクロ印刷できるほか、表面はフルカラー印刷でオリジナルデザインのパウチも製作できる。
現在イタリアの会社がヨーロッパで展開中。シャンプーやコンディショナー、化粧水、乳液のパッケージに使用されているほか、ドレッシングや調味料など食品分野でも採用が広がっている。廣川は、日本国内で7月から化粧品・医薬部外品用途で販売開始。食品用途展開はその後の状況をみながら検討する。