グルテンフリー食品成分の正しい理解を!

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2017.05.30

国際部

自己免疫疾患であるセリアック病を効果的に管理するために開発されたグルテンフリー(グルテンを含まない)食品は、グルテンを含む食品と比べてエネルギー含有量が高い、または栄養成分が異なる場合があり、健康な子供の成長に影響を及ぼし、小児期の肥満のリスクを高める可能性があるかもしれない。 第50回欧州小児消化器病および栄養学会の年次総会で、このような調査結果が5月10日、報告された。

研究グループはグルテンを含まない代替食品1300を調査した。グルテンを含まないパンは、脂質および飽和脂肪酸の含有量が通常のパンと比較して有意に高かった。グルテンを含まないのパスタは、糖およびタンパク質の含有量が通常のパスタと比較して有意に低かった。グルテンを含まないビスケットはタンパク質含有量が有意に低く、脂質含有量が有意に高いという調査結果が出た。

グルテンフリーのダイエットへの関心は欧米で特に高まっており、これに対して、研究グループは、消費者(保護者)はグルテンフリーの食品の栄養成分やエネルギーについて正確に認識していないかもしれず、子供の肥満のリスクや健康不全を引き起こす危険性があると警告している。 グルテンを含まない製品の栄養価がグルテン含有食品と著しく異なる場合は、製造メーカーへのラベル表示の必要性についても言及している。

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