韓国の大手化粧品アモーレパシフィックは最も急速に成長するブランドの一つ「イニスフリー」の旗艦店をニューヨーク市のユニオンスクエアのブロードウェイ通りに初めてオープンさせたと9月18日、発表した。

ユニオンスクエアの一号店はメインストアレベルとプライベート・メザニンレベルの2つのフロア構成になっており、プライベートレベルではメークアップアーティストによるマスタークラス、K-ビューティー・スキンケアトレーニング、グリーンリビングクラスなどを提供する。メインストアレベルは 1700平方フィートの広さで、天然原料を主に調達している済州島の遺産を示すシンボルとして、２１フィートの高さに及ぶ植物の壁（リビング・グリーン）を設置。

販売コーナーには、ベストセラーのシートマスクコレクションなどを取り揃えるマスクバーを設置して、顧客のニーズに合わせて必要なスキンケアレジメンを発見できるように工夫している。カラーコスメでは、「My Palette」と「My Compact」で顧客にカスタマイズしたメイクアップを選択してもらうサービスを重視。「My Palette」は、 顧客の好むアイシャドー、ブラッシュ、ブロンザー、コンシーラー、カラーコレクション、ハイライターを簡単にパレットに組み合わせるシステム。「My Compact」として100以上のユニークなコンパクトケースデザインを提供しており、ブラッシュ、ハイライター、コンターデュオ、パウダー、クッションファンデーションをお気に入りケースに収めてもらう。クッションファンデーションは、米国の多民族性に対応するよう14種類のシェードを揃えた。

米国の消費者向けに特別に作成された150におよぶ製品郡に加えて、スキンケアの美容ルーチンを新たに米国の消費者に向けて市場投入する。５段階の韓国式美容ルーチンはクレンズ（洗浄）、リプレニッシュ（補充）、トリートメント、保湿、保護になるという。米国での公式オンラインサイトも9月15日より始動し、フルレンジの製品を全米に出荷していく。