食材を丸ごといただく「ホールフード」に疾患予防効果

最新商品

2017.10.3

国際部

素材を丸ごと食べる「ホールフード」は結腸がんや慢性疾患を予防する可能性があるという研究成果が9月21日、米国ペンシルベニア州立大学の公式サイトに掲載された。研究の詳細は「Journal of Nutritional Biochemistry」に掲載されている。

色とりどりの野菜や果物を多く含む食事が、結腸がんや炎症性大腸炎を抑制する化合物を含んでいる可能性があることを、国際研究チームが明らかにした。これら化合物の分子レベルでの働きを理解することが、がんの治療を見つけ出すための最初の第一歩になるかもしれないと、研究者らは付け加えている。

今回の研究では、紫いもを含んだ高カロリー食を与えられたブタを試験対象とした。このブタでは対照群と比較して、結腸粘膜のインターロイキン-6(IL-6)が少なかった。 IL-6は、炎症において重要なタンパク質であり、IL-6値が上がると、がん細胞の拡散および増殖に関連するKi-67などのタンパク質と関連している。今回の知見は、植物ベースの食生活は肉ベースの食生活よりも結腸がんになる率が低い傾向があることを示唆する最近の研究を支持しているという。また研究者らは、紫いも以外のカラフルな果物や野菜も、アントシアニンやフェノール酸などの癌予防に関連する生物活性化合物が含まれており、同様の効果をもたらす可能性があると述べている。

#

↑