オイシックスXヤマト運輸 農産品物流の共同研究「ベジネコ」開始

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2017.11.17

編集部

有機・特別栽培の農産物やミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックスドット大地株式会社(東京都品川区)は、このほどヤマト運輸株式会社と共同研究「ベジネコ」プロジェクトを立ち上げ、生産者が抱える農産品物流の課題解決を模索する。

研究期間は来春までを予定している。

食料需給や購買活動等が変化する中、生産者は、地域や気候を生かして多種多様な農産品を生産し、市場や小売店などへの納品といった物流の手配まで行っている。一方で、近年の物流業界におけるドライバー不足等の影響により、品質管理や納品時間などの要望に応えられる運送事業者が少なく、農産品物流に課題を抱えている。

「ベジネコ」プロジェクトは、オイシックスドット大地とヤマト運輸がそれぞれが有する生産者ネットワークと輸送ネットワークを組み合わせ、生産者が個別に手配する輸送手段を統合し、ヤマト運輸の全国約4,000箇所の営業所を活用するなど安定的かつ効率の良い物流の構築を共同研究する。

さらに、ヤマト運輸の物流ターミナルからオイシックスドット大地の物流センターへ、必要な農産物を必要なタイミングで一括納品する仕組みを構築し、倉庫への配送や倉庫内作業の効率化を進め、より新鮮な状態で商品を届けすることも目指す。

10月からは、消費地からの距離が遠く、農産品物流の課題解決に向けて積極的に取り組んでいる山形県の生産者から協力を得てフィールドワークを開始。新たな輸送スキームの構築などについて、テスト運用を実施している。

今後、山形県での物流課題をより深く研究するとともに、2018年1月からは宮崎県でもテスト運用を実施する予定だ。

参考リンク
オイシックスドット大地株式会社

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