＜2018年の年頭所感＞ライオン株式会社 代表取締役社長 濱逸夫氏

2018年は、当社が更なる飛躍に向け新しい一歩を踏み出す重要な一年となります。

少子高齢化の進展や健康意識の高まり、AIやIoTといったデジタル技術と連動した商品やサービスの拡大等、激しく変化する環境の中で、日本そしてアジア各国の社会や生活者から必要とされ、一層の飛躍をとげるためには、我々のマインドもアクションも、これまで目標としてきた「変化」から「進化」へとシフトチェンジしなければなりません。

このような環境認識を踏まえ、当社は、日本はもとよりアジア各国での社会的な課題となりうる「ヘルスケアニーズに対しての課題解決」、「ヘルスケア価値開発を通じた、より良い生活習慣づくり」を加速し、社会をそして生活者の「今日」を強力にサポートしていくヘルスケアのリーディングカンパニーを目指していきます。

「収益力の向上」が一定の成果を得た今だからこそ、次なる事業成長に向けた布石を打つ絶好のチャンスであります。当社の「進化」のために新たに整備した組織体制の下、社会環境の変化や最先端の技術トレンドをしっかりと掌握した上で、従来とは次元の異なるダイナミズムとスピードで、当社グループの新たな飛躍に向けた挑戦をスタートさせます。

さらに、事業がより一層グローバル化していく中、国内外において存在感のある企業に進化するためには、一人ひとりが変革の当事者となり、自らのアイデアと行動力で、周囲を巻き込み結果に繋げていく、プロフェッショナル人材であり続けなければなりません。

そのために、我々自身が変わり、明日に向けて自らが変化を起こす心構えが必要です。「変わらなければ明日はない」のメッセージの下、国内外の当社グループ全社員の総力を結集して、「進化」の幕開けである2018年度目標の完全達成をともに目指していきましょう。