マンダム、バックキャストの視点で発想を未来志向に変える
2018.01.15
編集部
<2018年の年頭所感>株式会社マンダム 代表取締役 社長執行役員 西村元延氏
新しい年を迎えるにあたり、皆さまに謹んでお喜び申し上げます。また、日頃より弊社に賜ります格別なご支援、ご協力に心より厚く御礼申し上げます。
2017年を振り返りますと、米国のトランプ大統領の就任に始まり、その後もさまざまな発言や行動をめぐってメディアを賑わせていますが、米国を含む世界経済においては緩やかな回復が続いており、新興国も依然と成長を維持しています。日本国内においても、雇用・所得環境の改善や海外経済の緩やかな回復を背景に、好循環が拡大しつつあるのではないでしょうか。
そのようななか、弊社はおかげさまで2017年12月23日をもちまして、創業90周年を迎えました。私たちは創業以来90年間、先人達から受け継いできた精神を礎にして、「生活者へのお役立ち」を追求してまいりました。しかし今、世界は激動、激変の時代を迎えています。技術の進歩は指数関数的な速さで進み、10年に1度と言われるような変化が、毎年のように起こっています。
このような不確実性が高まるなか、これまでの積み重ねや、やり方だけでは未来を見出すことが難しくなってきました。そこで、次の100周年、さらにその先の未来において、私たちが社会で必要とされる企業であるために、この90周年という節目の年に、「使命」である「企業理念」を見直し、また過去の積み上げにはとらわれない未来志向の新しい「夢」、すなわち「ビジョン」を策定いたしました。
押し寄せるデジタル化の波や発達し続けるAIなどが当たり前の時代。だからこそ、人間にしか成しえないこと、人の気持ちを思いやる心を持ち、人が喜ぶ姿を想像し、人に役立つ価値を創造していくことを尊重する企業でありたいと考えております。
また弊社では、2017年4月より新たな成長に向けた第12次中期経営計画(2017年4月~2020年3月)MP-12がスタートしました。MP-12は「VISION2027実現のための基盤整備」期と位置づけ、順次、人口ボーナス期を迎えているアジア各国の成長とともに、当社グループも飛躍的に成長するためのさまざまな基盤整備を進めつつ、売上高・利益の安定的、かつ堅実な成長を図っていきたいと考えております。
マンダムグループは、現在の立ち位置からの積み上げという考え方ではなく、未来の 「ありたい姿」からバックキャストの視点で発想を未来志向に変えて、新たな企業理念とビジョンのもと、人間の感性を大切にした商品やサービスをご提供し続け、次の100周年、さらに先の未来において社会で必要とされる企業を目指し、一丸となって取り組んでまいります。
最後になりましたが、皆さまにおかれましては、より一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、益々のご健勝とご発展を祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
- 参考リンク
- 株式会社マンダム