仏ロレアル、バッテリー不要の最新UVセンサーを発表
2018.01.23
国際部
仏ロレアルは、バッテリー不要のウェアラブル電子式UVセンサーをこのほど、発表した。1月上旬に米ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショーで新しい小型軽量のパッチ「UV Sense」を紹介した。 消費者が日焼け止め対策を促進するために、紫外線(UV)への露出度を長時間測定しリアルタイムでデータを提供するシステム。2018年の夏季にアメリカの限定地域での利用が可能となり、2019年には世界市場でのリリースを予定している。
同社は、 皮膚癌を予防するためのメラノーマ研究連合(Melanoma Research Alliance)へ資金を提供し紫外線防止対策の研究および消費者への公的教育キャンペーンを継続している。2016年には、皮膚科スキンケアブランドであるラロッシュポゼより初めて伸縮性のある肌センサー 「My UV Patch」技術を開発、これまでに世界37カ国の消費者に100万以上の試供パッチを配布してきた。 「My UV Patch」の利用者調査によると、〝34%はサンスクリーンをより頻繁に塗布するようになった〟〝37%が日陰にいるように心がけるようになった〟などと、安全行動にプラスの影響を与える結果がでているという。
今回発表された「UV Sense」は 厚さ2ミリメートル未満、直径9ミリメートルの小型サイズに改善され、親指の爪に着用するように設定されている。 接着剤を爪に付け加えることで、センサーは数日間から数週間まで再利用が可能となる。 iOSとAndroidの両方に対応するモバイルアプリを利用してセンサーからのデータを変換してセンサー着用者に的確な情報を提供する。
- 参考リンク
- loreal.com