ファンケルと長瀬産業、発酵技術用いた化粧品開発で共同研究

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2018.03.29

編集部

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)はこのほど、長瀬産業株式会社(東京都中央区)と発酵技術を用いて新たな化粧品素材を開発する共同研究契約を締結した。これを機に、さらなる発酵生産物の化粧品への応用に関する研究を進めていくとしている。

発酵とは、微生物の持つ代謝経路を用いて、物質を変換させ新たな物質を作る技術で、食品や化粧品などさまざまな分野で応用されている。ファンケルにおいても、微生物発酵で作られた物質の新たな可能性に着目し、素材開発を行っている。

2016年に発売した60代のマチュア世代向け化粧品ブランド『ビューティブーケ』には、発芽玄米を特殊な酵母で発酵させて開発した独自原料の「発芽米発酵液」を配合。また、発酵技術を用いた新たな化粧品素材開発も進めている。

しかし、効率良く発酵生産物を得るためには、さらなる生産技術の拡充が必要と判断。そこで、発酵生産方法の技術に優れ、発酵生産による研究開発を行っている長瀬産業との連携を検討してきた。

今回の契約により、ファンケルの有する皮膚科学分野の評価技術と、長瀬産業の生産技術を相互に共有し、発酵技術を用いた化粧品素材の共同研究を行うとしている。

参考リンク
株式会社ファンケル
長瀬産業株式会社

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