「大人ニキビは油分より乾燥が原因」富士フィルム研究結果

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2013.07.8

編集部

「大人ニキビ」の発生メカニズムは、顔全体の中で肌の水分量が部分的に減少する「部分乾燥状態」になることが大きな要因であることを富士フィルムが突き止めた。また、多くの女性が感じている「生理前にニキビが発生する」という現象についても、この「部分乾燥状態」が関与していると同社は結論付けている。

同社は、成人以降に突発的に発生する「大人ニキビ」の発生メカニズムを解明するため、独自の画像解析技術を用いた肌の解析調査を実施。ニキビの発生しやすい箇所を特定し、 顔の水分量と油分量を多点測定することで、ニキビ発生との関係を解析、可視化することに成功した。 また生理前後の顔の水分量と油分量を多点測定し、生理周期と「大人ニキビ」の関係性を調べた。

結果、従来「大人ニキビ」の主な要因は肌の油分量とされてきたが、肌の水分量が部分的に減少する「部分乾燥状態」が大きな発生要因であり、油分量とニキビとの相関関係はないということが明らかになった。この「部分乾燥状態」は、特にニキビ発生頻度の高いフェイスラインにおいて顕著に表れていたが、額などのフェイスライン以外の箇所においても、部分的・局所的な乾燥状態の悪化がニキビ発生に関与していることが分かった(=図)。また「ニキビが生理前に発生しやすい」という現象も、この「部分乾燥状態」の悪化が関与していると見られている。同社は、この研究結果をニキビケアの化粧品開発に活かしていく予定。

富士フィルム「大人ニキビ」

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