アムスライフサイエンス、2018年2Qの当期純利益は48.3%増

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2018.04.10

編集部

健康食品・化粧品のOEMメーカーの株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス(静岡県静岡市)は6日、2018年8月期第2四半期の売上高が前年同期比5.4%増の77億2300万円、当期純利益が同48.3%増の3億3800万円となったと発表した。青汁の好調および乳酸菌や酵母の関連商品が伸長した。

セグメント別の業績を見ると、主力のヘルスケア事業の売上高は前年同期比6.0%増の71億3500万円となった。

内訳をみると、OEM部門については、定番商材である青汁が好調を維持したほか、乳酸菌や酵母の関連商品が安定的に伸長。さらに、ドラッグストア向け商材も堅調に推移した。その結果、同部門の売上高は前年同期を上回った。機能性表示食品においては、累計22社(37品目)の届出が受理された。

海外部門については、アジア地域を主な取引先としており、シンガポールのOEM顧客における美容商材の受注が伸長した。また、ベトナムのOEM顧客においても美容商材が順調に推移。その結果、同部門の売上高は前年同期を上回った。

通信販売部門については、新規顧客の獲得や知名度の向上を目的に、全国紙へ継続的に広告を出稿。また、若年層の顧客に向けSNSやメルマガによるフォローを強化し、囲い込みに努めた。機能性表示食品『ルテインGOLD』や昨年11月にリニューアルした定番人気商品『薬用アミノ酸シャンプー爽快柑』が好調に推移したものの、ネット広告市場の変化が影響しネット事業の成長が鈍化したことにより、同部門の売上高は前年同期を下回った。

卸販売部門では、主要販路であるドラッグストアや乳幼児用品を販売する大型チェーン店から『mitete葉酸サプリ』の受注が伸長したほか、海外へ販売展開を行う国内企業から『ナットウキナーゼ』の受注が好調に推移した。その結果、同部門の売上高は前年同期を上回った。

店舗販売部門については、百貨店外商部門主催の催事へ積極的に出展したほか、既存店舗においてはビジュアル・マーチャンダイジングの見直しを行い、見やすく買いやすい売場構築を推進するとともに、健康セミナーなど顧客視点のイベントを開催した。また、スマホやパソコン及びLED照明の普及に伴い、従前に増してルテイン商品が注目される中、昨年10月に機能性表示食品『RICH(リッチ)ルテイン25』の届出受理を受け、同商品が急伸した。しかし、店舗数の減少による減収が影響し、売上高は前年同期を下回った。

2018年8月期通期の売上高は前期比2.4%増の155億円、当期純利益は同41.7%増の6億6000万円となる見通し。

参考リンク
株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス

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