2種の配合によるアダパレン/過酸化ベンゾイルゲルの尋常性ざ瘡（ニキビ）への安全性と有効性を検討したレビューが6月4日、「Expert Opinion on Pharmacotherapy」オンラインに掲載された。
今回の研究では、アダパレン/過酸化ベンゾイル配合ゲル（0.1％/2.5％および0.3％/2.5％）の安全性と有効性、および尋常性ざ瘡を標的とするその特定の作用機序についてレビューし、その他の局所療法と比較したアダパレン/過酸化ベンゾイルゲルに関する専門家の意見も検討した。
専門家の意見として、アダパレン/過酸化ベンゾイルゲルは、ニキビ治療に安全で非常に効果的との結論を得た。その有効性、忍容性、および使いやすさは、他の局所ざ瘡治療薬よりも優れており、その使用は抗菌薬耐性と関連しない。ただし、アダパレン/過酸化ベンゾイルゲルのコストとジェネリック医薬品の不足により、その使用が禁止される場合があるとの懸念も示された。
