日本触媒、ナノ粒子ベンチャーと化粧品素材の共同開発契約を締結

最新商品

2018.04.20

編集部

株式会社日本触媒(東京都千代田区)は20日、ナノ粒子の製造・販売などを手掛ける株式会社ナノ・キューブ・ジャパン(岡山県岡山市)と化粧品用素材の独占販売権付与に関する契約および化粧品素材の共同開発契約を締結したと発表した。

これに併せ、日本触媒は4月1日から化粧品素材分野において、ナノ・キューブ・ジャパンが開発した素材および両者で共同開発する素材のマーケティング活動を開始した。

ナノ・キューブ・ジャパンが保有するマイクロリアクターを用いたナノ分散化技術は、油溶性物質や水に難溶の物質を水中にナノサイズに均一に分散させることを可能とする。

ナノ・キューブ・ジャパンが開発した素材は、このナノ分散化技術を使い、これまで水には混ぜられなかった様々な成分を化学変性することなく水中に均一分散させたもの。これらの素材により、化粧品に様々な機能を付与することが期待できる。

日本触媒は2017年度にスタートした後半中期経営計画「新生日本触媒2020NEXT」で化粧品素材分野を新規事業ターゲットの一つと定め、2017年7月に化粧品事業準備室を開設し、早期事業化を目指した取り組みを進めてきた。

ナノ・キューブ・ジャパンの技術と日本触媒が保有する原料とのシナジーにより、従来にない化粧品素材を開発し、早期の市場参入を目指す。今後も革新的な技術を保有する企業との協業を検討し、市場ニーズに対応した素材開発を促進していくとしている。

参考リンク
株式会社日本触媒
株式会社ナノ・キューブ・ジャパン

#

↑