Lycored、スキンケア向け原料にリコピンを拡販

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2018.04.25

編集部

イスラエルの天然カロテノイド原料メーカーであるLycored(ライコレッド)は、日本市場において、トマトから抽出したリコピンをスキンケア向け原料として事業展開していく。「日本は健康意識の高い国」(カロテノイド部門マネージャーのTal Offer氏)であることから、ビジネスチャンスがあると判断。まずは、リコピンそのものを知ってもらうための百科事典サイト「Lycopedia(リコペディア)」を25日、オープンした。

Lycoredは、アダマ・グループの構成会社で、1995年にイスラエルで設立された。食べ物、飲み物、サプリメント製品のための自然由来のカロテノイドを、「種の管理からエキス抽出まで一貫してマネジメントできる」(Offer氏)ノウハウを有する。欧米のほか、中国や韓国などアジア太平洋地域を含めたグローバル市場でBtoB事業を展開。同社のカロテノイドは様々なサプリなどに採用されている。

リコピンには多くの効能効果が知られているが、その一つのUVプロテクトに着目。スキンケア向け原料として拡販を図りたい考え。今回、リコペディアのオープンに合わせて、都内で「リコピンの効能展」を開催。会場では、リコピンが母乳にも含まれていることを示唆する赤ちゃんのオブジェや、UVによる肌の損傷をリコピンが防御する模型、リコピンが目の網膜を防御する働きをしたり、骨芽細胞の活動を促進して骨粗鬆症の予防になりうることを示唆したオブジェなどが展示された。

リコペディアにおいても、胎児期、青年期、壮年期、老年期と人生における各ステージにおいてリコピンがどのように健康をサポートするのかを可視化してわかりやすく示している。

また、リコピンには心臓機能に対する効果効能もあり、「酸化LDLコレステロールを低下させて心臓の健康を保つ」(ジャパンオフィス健康事業部の下戸秀聡氏)。

今後は、同社のリコピンを採用した機能性表示食品の開発も計画されていることから、届け出に必要なシステマティックレビュー(SR)の作成サポートなども行っていく予定だ。

参考リンク
百科事典サイト「Lycopedia(リコペディア)」

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