LG生活健康、105憶円でエイボン・プロダクツを買収
2018.04.25
編集部
韓国の化粧品大手のLG Household & Health Care(LG生活健康)は24日、化粧品などの関連商品を手掛けるエイボン・プロダクツ株式会社(東京都新宿区)を買収すると発表した。買収額は105憶円で、日本事業の強化が狙い。
具体的には、LG生活健康が100%出資する銀座ステファニー化粧品株式会社(東京都港区)を通じて、エイボンの全株式を取得する。
今後は、クロスセリングや技術の共有、商品の拡充、韓国をはじめとするアジアへの展開加速などにより、さらなる事業領域の拡大を図る。
エイボンは1968年に日本支社を設立。2017年度の売上高は約1000憶ウォン(約100憶円)。2016年のユーロモニターの調査によると、リテール売上ではランコムやエスティローダーを抜いてランキング21位をつけている。
LG生活健康は2012年に銀座ステファニー化粧品、2013年に株式会社エバーライフ(福岡県福岡市)をそれぞれ傘下に収めた。日本市場においては、既存の日本ブランドのプレゼンスやOEMメーカーの存在が海外メーカーの参入を難しいものにしていることから、同社はテレマーケティングを使った手法を採用。ホームショッピングチャネルによるコンシューマー販売で成功している。