ライオン、2018年12月期1Qの当期純利益は104.2%増

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2018.05.9

編集部

ライオン株式会社(東京都墨田区)は7日、2018年12月期第1四半期の売上高が前年同期比1.7%増の793億7300万円、当期純利益が同104.2%増の92億5100万円となったと発表した。一般用消費財事業において、唯一オーラルケア分野の売上高のみが前年同期を上回った。

セグメント別の業績を見ると、オーラルケア分野の売上高は前年同期比1.7%増の120億6700万円。歯磨は、歯ぐき組織を修復して歯周病(歯肉炎・歯周炎)を防ぐ『システマハグキプラス ハミガキ』が好調に推移するとともに、昨年発売した『NONIOハミガキ』が好評で、全体の売上は前年同期を上回った。歯刷子は、『クリニカアドバンテージ ハブラシ』が好調に推移したが、『ビトイーン贅沢 Care』が前年同期を下回り、全体の売上は前年同期を下回った。デンタルリンスは、『システマハグキプラス デンタルリンス』が堅調に推移するとともに、口臭ケアブランドの『NONIOマウスウォッシュ』が好評で、全体の売上は前年同期を大幅に上回った。

ビュ-ティケア分野の売上高は前年同期比8.0%減の49億6200万円となった。ハンドソープは、つめかえの手間が減る通常サイズの2倍容量の本体大型ボトルを追加発売した『キレイキレイ薬用泡ハンドソープ』が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回った。ボディソープは、アクアソープの香りを新たに追加した『hadakaraボディソープ』が好調に推移し、全体の売上は前年同期を大幅に上回った。制汗剤は、新製品『Ban汗ブロックロールオン プレミアムラベル 男性用』が好評だったが、商品構成の見直しによるスプレータイプの販売を取り止めたため、全体の売上は前年同期を下回った。

海外事業の業績を見ると、東南アジア全体の売上高は、前年同期比12.0%の増加となった。タイでは、『システマ』歯刷子が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を上回った。また、マレーシアでは洗濯用洗剤『トップ』が好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回った。

北東アジア全体の売上高は、前年同期比8.5%の減少。韓国では、『キレイキレイ』ハンドソープが好調に推移したが、台所用洗剤『チャムグリーン』が伸びなやみ、円貨換算後の全体の売上は前年同期を下回った。また、中国では、『システマ』歯磨が前年同期を下回り、円貨換算後の全体の売上は前年同期を下回った。

2018年12月期通期の売上高は前期比3.6%増の3550億円、当期純利益は同19.7%増の250億円となる見込み。

参考リンク
ライオン株式会社

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