日清オイリオグループ、化粧品用エステルなどの生産能力を増強

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2018.05.23

編集部

油脂・油糧事業などを手掛ける日清オイリオグループ株式会社(東京都中央区)は、横浜磯子事業場(神奈川県横浜市)内の化成品工場において、化粧品用エステル(化粧品原料)およびMCT(中鎖脂肪酸油)の生産能力を現行の生産能力の約1.5倍にする。投資額は約52億円。

国内の化粧品市場は、日本製品の品質が高く評価され、中国に代表されるインバウンド需要の増加、越境ECの増加などを背景に拡大を続けており、同社のファインケミカル事業の販売も順調に拡大している。国内化粧品企業はこの状況を受け、相次いで国内大型工場建設を発表するなど、国内生産体制の増強が非常に活発になっている。

そこで、今後予想される需要増に対し、同社も生産体制を強化することにより製品供給能力を引き上げることで、取引先のニーズに応え、事業のさらなる拡大を図っていきたい考え。

具体的には、横浜磯子事業場内に新工場(延床面積は約4500m2)を建設。化粧品用エステル製造ライン、MCT製造ライン、充填ラインをそれぞれ増設する。2020年4月から順次稼働する予定。

また、近年、国内外の取引先からの要請が高まっている化粧品GMP、FSSC22000など、各種認証に対応することで、さらなる品質並びに衛生性の向上を図り、グローバル販売の基盤強化をさらに進めていくとしている。

参考リンク
日清オイリオグループ株式会社

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