健康のためのウォーキングなら速度も大切

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2018.06.12

国際部

成人への健康対策としてウォーキングの人気が高い。そのウォーキングをより効果的にする方法が6月4日、英国政府機関の公衆衛生サービス(Public Health England)からプレスリリースされた。

公衆衛生サービスと王立一般開業医協会(Royal College of General Practitioners)は、運動をする機会の少ない中高年世代に、健康と健やかな生活のために早歩き(brisk walking)を勧めている。また、専門家は距離や歩数に焦点を当てるのではなく、歩く速さが大切としている。例えば、成人の早期死亡リスクを最大15%低下させるために、早歩きを1日10分という簡単な方法を提案しており、そのためのアプリ「Active 10」も開発された。これは、歩いた距離(歩数)だけではなく、強度(速さ)と時間も組み合わせた唯一のアプリとのこと。

公衆衛生サービスの調査によれば、大人が運動しない理由に、十分な時間がない(31%)、動機付けがない(27%)、あまりにも疲れている(25%)が挙げられた。調査からは、成人の半数が健康上の利益を得るためには週240分以上の運動が必要と考えており、これは一般的な運動推奨ガイダンスの2倍近いことがわかった。また、87%が1日に10分以上歩いていると回答し、このうち54%がきびきび歩いていると答えた。決められた歩数を1日かけてゆっくり達成するよりは簡単な10分間の早歩きが有効である可能性が高いと専門家らは述べている。

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