【連載】この中小化粧品会社に注目⑤・伊勢半(下)~厚生労働省の子育てサポート企業に認定~ 

2020.08.12

特集

編集部

伊勢半本店のグループ会社「伊勢半」は、厚生労働省から「子育てサポート企業」の認定を受けるとともに認定の証である「クルミンマーク」(写真)を取得した。
厚生労働省は、企業の働き方改革を推進するため次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート企業」の認定制度をスタート。企業に対して社員が能力を発揮し仕事と生活の調和を図りながら働きやすい雇用環境整備を行うための行動計画(期間、実施内容等)を策定して審査し承認することにした。

同社は、厚生労働省の審査承認に沿って雇用環境整備に関わる行動計画を策定(2015年)し認定審査を受けた。
同社が雇用環境整備を行うため策定した行動計画の内容は、計画期間として同社が雇用環境整備を行うため策定した行動計画の内容は、計画期間として2019年12月1日~2024年11月30日までの5年間。
目標として定めた育児休業の取得率は、男性社員で13%以上にすること。また、2020年6月からで男性も育児休業を取得できることを周知するため、 社内イントラなどによる社員への周知を図る。

目標として年次有給休暇の取得率向上を目指すため2020年10月から有給休暇の取得状況について現状把握及び分析を実施する。また、取得が少ない部門責任者に対して取得実績を報告し、取得促進を図ることなどを目標として定めた。
こうした雇用環境整備を行うための行動計画が目標を達成したことから同社は、厚生労働労省に対して申請を行い「子育てサポート企業」に認定されるとともに認定の証として「クルミンマーク」を取得した。
クルミン認定を受けた企業は、クルミンマークを広告等に表示し育児休業など高い水準の取り組みを行っている企業であることをアピールできるほか学生や求職者にとって企業研究の指標の一つとして活用できる。

同社は、伊勢半本店グループの中心事業会社で、基礎化粧品、メイクアップ化粧品などの化粧品メーカー。育児休暇など働き改革に加えて2020年度新卒採用から、通常採用に加えて新たに“顔採用”を初導入した。自分らしいメイクを通じ、学生の個性や自己表現を推奨する採用制度。メイクによって自分らしさを表現した写真や動画、インスタグラムを活用したエントリーも始めている。

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