【連載】この中小化粧品会社に注目㉖ノイン(下)~化粧品・ブランド各社にオンライン販売支援開始~

2020.11.27

特集

編集部

ノインは、化粧品市場のEC化の拡大を目標に価格比較やレビューを軸としていた自社アプリを2018年9月から電子商取引(EⅭ)プラットフォーム(EⅭサイトシステム、ノイン)に変更した。また、2020年4月から化粧品各社向けにオンライン販売支援を始めた。
現在、同プラットフォーム「ノイン」のアプリダウンロード数は、200万を超えるとともに取り扱い製品数も約1万種SKU(Stock Keeping Unit=受発注・在庫数)に上るなど国内有数の化粧品EⅭプラットフォームに躍り出た。

化粧品ECプラットフォーム「ノイン」を通じて多くの化粧品メーカーや百貨店などのブランド各社と連携しながら化粧品市場におけるオンライン、オフライン双方の行動データ収集やデータソリューションを提供している。また、ノインのアプリやサイトでは、バリエーション豊かな商品展開に加え、メイクアップ術やコスメの使用方法などに関するオリジナル動画や記事などによりパーソナルユーザーに合った化粧品を見つけることができるなど、20代の女性を中心に支持されている。

一般的に美容や化粧品などのEⅭサイトの利用は、首都圏の個客が中心。これに対してノインは、地方在住の個客が多いのが一つの特徴。
最近では、コロナ禍の影響で専門店などが閉鎖し新商品が手に入りにくい地方の個客にとってノインは「購買チャネルの助人的存在」になっている。
特に、個客がノインを知るきっかけとなっているのが動画中心から静止画のスライド投稿の形式を替えた公式インスタグラムで「コミュニケーションを深め、さらにアプリを使ってもらう」という流れができている。

同社は、ここへきて化粧品のオンライン購買データをベースとしたメーカー・ブランド向け「オンライン販売支援」(プラン)の提供(2020年4月)を始めた。
同販売支援は、ノインが実際に施策運用を重ね、効果的であった7つの施策をプラン化したもの。ノイン上のデータやプラットフォーム運営で培ったノウハウを活用し、成功角度が高く再現性のある施策をメーカー・ブランドと共同で実施する。
また、同社が提供するデータマーケティング支援プランと組み合わせ、戦略から行動までを一貫して行うことで、オンライン販売に課題を抱えていた化粧品メーカー・ブランド各社などが顧客に商品を届ける仕組みを実現した。

ともあれ、アマゾンや楽天など外部EⅭサイトへの送客を含む月間流通額は、多い時で1億円に達するなど、EⅭサービスとして成長している。
同社は、今後、国内ナンバーワンのEⅭプラットフォームを目指すほかオンラインとオフラインを融合させた新しい化粧品のプラットフォーム構築に取り組む方針。

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