ネット時代に向けた「ぱど」の取り組み?!
2012.12.27
編集部
市場を知り尽くしているからこそできる、+αのサービス
広告会社がホームページやモバイルの商品を扱うことは当たり前になっている今、広告主にとってさらに魅力的なサービスを提供するためには、他社とは異なる切り口が必要だ。同社でも、情報流通は新たな局面を迎えていると捉えており、幅広い可能性を形にしている。その一つが「ぱどめーる」。
新サービス「ぱどめーる」
これは、自社のチラシを「ぱど」に挟んで配布してくれるサービス。他の掲載広告と差別化を図れると注目されており、現在、レスポンスも好調。需要もどんどん高まっているという。折込チラシを打ちたくても、新聞購買率の低下や費用から躊躇していた広告主にとって、画期的なサビースと言える。
また、機器メーカーとの取り組みもはじまっているという。
「『こんな機器を作ったんだけど、ターゲットをどこにすれば良いだろうか?』とメーカーから相談を受けることが増えています。メーカー側は女性をターゲットに向けに作っていても、市場の現状を考えると実は男性にもニーズがあるということもあります。それから、この地域にはまだこのメニューがないから、このエリアのサロンに卸したら良いというアドバイスもしています。クライアントから、今後こんなサロン展開をしたいというお話も伺っているので、その機器が適していれば橋渡しもします。」
若い層では特にWEBでもキャンペーン等を確認する傾向が強いというが、そのフォローも忘れない。
「すべてに共通して言えることですが、紙とWEBをしっかり連動させることは大切です。紙でキャンペーンを打ち出してもホームページが数ヶ月前の情報で止まっていては、読者は不信感を抱いてしまいます。私たちプランナーは、担当クライアントのホームページなどをこまめにチェックし、声掛けも心掛けています。時には弊社がホームページをリニューアル・担当することもあります。」
これから美容業界は、2013年の幕開けとともに繁忙期である春に向けて動き出す。
最後に、2013年のサロン経営の鍵を伺った。
2013年サロン経営のキーファクター
「例えば、ノースリーブの服が流行るなら、脱毛を意識する人が増えますよね。流行はヒントになるはずです。また、年末の政権交代、新年という節目をきっかけに財布の紐も緩んでほしいですね。今年は値下げも限界を迎え、価格が安くても読者が動かない風潮も出てきました。それだけに、来年は金額だけでなく、〝質〟が求められると思います。」
広告会社に求められることは、広告を作ること、販売を促進することなどだが、根底にあるのは、〝中長期に渡り広告主の業績を伸ばす〟ことだろう。多くの媒体が淘汰されてきた広告業界において、25年という歴史を持つ同社には、この使命を全うしようとする強い思いがある。その実績と挑戦は、広告主にとってこれからも〝良き仲間〟で在り続けるだろうと感じさせてくれた。
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【取材協力】
株式会社ぱど
神奈川県横浜市中区桜木町3-8 横浜塩業ビル
Tel.045(212)8150