ユニリーバ、2013年度上半期の売上高は255億ユーロ
2013.07.30
編集部
英蘭ユニリーバの2013年上半期(1ー6月期) の売上高は255億ユーロで前年同期比0.4%の増加となった。営業利益は14%の増収で39億ユーロを計上。景気低迷でヨーロッパ、アメリカ市場は以前厳しい消費者環境だった。新興市場での売上は引続き増収してはいるももの、成長率10%で予想をやや下回る結果だった。同社ポール・ポールマン最高経営責任者は、「世界経済が厳しい環境にある中、ユニリーバはサステナブル(持続可能性を追求する)企業として進化し、順調に成長している」と声明を出している。
部門別にみると、パーソナルケア(ヘアケア、スキンケア、デオドラントなど)の売上高は91億ユーロで、ホームケア(住居用洗剤、衣料用洗剤など)の売上高は46億ユーロで堅調だった。ダブ、ヴァセリンなどの新製品ラインの市場投入が奏功したとしている。一方、食品・リフレッシュメント部門は昨年に比べて回復基調にあり、リプトンのイエローレベルの一新やクノールのジェリー状のブイヨンが消費者に浸透してきた兆しがみえる、としている。