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アメリカで再利用できるストローに注目

アメリカで環境保全を重視する動きが食品業界で注目されている。ニューヨーク州を拠点にシリコーン製の容器を開発販売するGreenPaxxは、エコフレンドリーなストローの商品展開を加速すると26日、発表した。同社は2012年、環境にやさしく、歯に安全なシリコーン飲料用ストローを開発しており、今回はスムージーなどの飲み物にも対応できるストローなどラインアップを拡充した。

同社は長さが調整できるよう2つのパーツを組み合わせてストローになる構造を開発(特許取得済み)した。再利用が簡単にできるほか、取り外せるので洗浄がし易いという利点を持つという。カラフルな色とデザインで4種類のストローを販売する。4本入りストローの小売価格は12.95ドル。

米スターバックスは今年の初めに、今後2年間に世界中のすべての店舗でプラスチック製のストローの使用を中止することを計画していると発表した。ニューヨーク市やロサンゼルス市などの大都市ではオーガニック珈琲店やカフェでプラスチック製ストローの代替に紙製のストローを使用する店が増えてきている。このような反プラスチックストローの動きが活発化するにつれて、アメリカの一般消費者の間では、家庭でも信頼できる持続可能な製品を探している人が増えているという。

同社の創設者で最高経営責任者(CEO)のシンディ・シッフ氏は、 「私たちは製造に使う材料を常にテストしており、消費者に製品の安全性を開示している」とコメントしており、消費者からの信頼を得た販促活動を推進するとしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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