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魚の摂取は大腸癌リスクの低下とも関連

魚および長鎖n-3多価不飽和脂肪酸の摂取は大腸がんのリスク低下と関連することを示した研究結果が625日、「Clinical Gastroenterology and Hepatology」オンラインに掲載された。

研究は「がんと栄養に関するヨーロッパの前向き調査(EPIC)」コホートを用いた。コホート参加者521324人(追跡期間中央値14.9年で6291人が大腸がんを発症)の食事データから魚および長鎖n-3多価不飽和脂肪酸の摂取量を推定した。

その結果、魚の総摂取量、脂肪のある魚、赤身の魚は大腸がんの発生率と逆相関していた。長鎖n-3多価不飽和脂肪酸の摂取も大腸がんのリスク低下と関連していた。研究者らは「推奨レベルでの魚の定期的な摂取が、大腸がんのより低いリスクと関連している。血漿中の長鎖n-3多価不飽和脂肪酸レベルは大腸がんリスクと関連していなかったが、結腸の異なる領域でリスクに差がある可能性がある」としている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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