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閉経後女性の中心性肥満は心血管疾患リスクと関連

中高齢女性に多く見られる、腹部から胸部にかけての胴体部分は太く手足が細い中心性肥満は心臓や血管の疾患リスクと関係するという調査結果が630日、「European Heart Journal」オンラインに掲載された。

通常のBMIでも、体幹に脂肪が集中する中心性肥満は心血管疾患(CVD)リスクの増加と関連している。今回の研究では、体幹または下肢の脂肪と、正常なBMIを有する閉経後女性のCVDリスクとの関連を検討した。

女性の健康イニシアチブ調査(Womens Health Initiative)に参加した、調査開始時にCVDでない正常なBMI18.525)の閉経後女性2683人を対象に、中央値17.9年を追跡した。体組成は二重エネルギーX線吸光光度法で計測した。追跡期間中291件の発作性CVD症例が発生した。人口統計学的、ライフスタイル、および臨床的危険因子を調整した後、全身の脂肪量と脂肪率はCVDリスクと関連していないことがわかった。体幹の脂肪率は高いほど、CVDのリスク増加と関連していた。一方、下肢お脂肪率は高いほどCVDのリスク低下と関連していた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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