定期的なジョギングは肥満への遺伝的影響を軽減する
2019.08.6
国際部
遺伝的な肥満因子の影響を減らすことができる運動はどれかを調査した結果が8月1日、「PLOS Genetics」オンラインに掲載された。
定期的な運動が肥満の遺伝的要因を軽減することは知られているが、どのような種類の運動が肥満のリスクに影響するかは不明のままだった。今回の研究は台湾バイオバンク(TWB)に参加した30~70歳の中国人1万8424人を対象に実施された。参加者のゲノムデータと定期的な運動歴を収集し、肥満の指標として体格指数(BMI)、体脂肪率(BFP)、胴囲(WC)、腰囲(HC)、および胴囲と腰囲の比(WHR)の5つを計測した。
その結果、定期的なジョギングは、BMI、BFP、およびHCに対する遺伝的影響を減少させた。登山、ウォーキング、エクササイズウォーキング、国際標準ダンス、そしてヨガの長期練習もBMIへの遺伝的影響を軽減した。サイクリング、ストレッチ、水泳、ダンスダンスレボリューション(アーケードゲーム)、気功は、肥満に対する遺伝的影響を減少させなかった。