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日焼け止めの正しい使用法の認識は有色人種で不足

中東ヨルダンで、有色人種における日焼け止めの適切な使用に関する認識を調査した結果が8月29日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

皮膚がんの重要な予防手段である日焼け止めの使用は、特に日光性の皮膚がん発生率の高い白人での調査が主だった。今回の調査は、日焼け止めの使用における認識と誤解に関して、有色人種を対象に調査を行った。設定はヨルダン在住の2000人の男女。日焼け止めの一般的な知識と使用に関するデータ、および日焼け止めの使用を停止した理由に関するデータを収集するために設計された構造化アンケートを使用した。

その結果は、ヨルダンの人々は日焼け止めに関する使用と知識が明らかに不足していることを示した。女性は男性よりも日焼け止めを使用しているが、使用のタイミング、使用頻度、使用量など、多くの面で不十分だった。1年を通して使用する利点、子供にも使用することの利点、すべての肌タイプに使用するべきであること、その他の知識の中にいくつかの誤解が見られた。日焼け止めを止める主な理由には、副作用、コスト、皮膚に適さないなどが挙げられた。日焼け止めに関する認識は、医療専門家による適切なカウンセリングとさまざまなメディアプラットフォームの利用によって改善できると考えられた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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