敏感肌の引き金となる最大要因は化粧品

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2019.10.8

国際部

敏感肌の引き金となる要因をシステマティック・レビューとメタ解析で探った研究結果が9月30日、「Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology」オンラインに掲載された。敏感肌は明らかな病変の無い肌に、有害な反応が通常は起こりえない刺激に反応した不快な皮膚感覚の発生と定義される症候群のひとつである。

敏感肌患者のほとんどで、症状はトリガー(引き金)要因への曝露後1時間以内に発生し、数分または数時間持続する。多数の要因(物理的、化学的または心理的)が、敏感肌のトリガーと考えられている。今回の研究では、敏感肌のトリガー要因に関するデータを収集し、メタ分析を実行するために13件の研究を対象にシステマティック・レビューを実行した。研究の被験者は敏感肌と非敏感肌の2グループに分類され、さまざまな質問への回答からトリガー要因を特定した。

その結果、敏感肌の最も重要なトリガー要因は化粧品だった(オッズ比7.12)。さらに、湿った空気(同3.83)、エアコン(同3.60)、熱(同3.5)、水(同3.46)と続いた。そのほか、物理的要因では温度や空調の変動、化学的要因では汚染物質、心理的要因では感情的になることなどが挙げられた。

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