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減量薬の処方率は低い

減量薬の処方を受ける肥満患者は少ないという米国の調査結果が10月11日、「Obesity」オンラインに掲載された。

米University of Colorado in Auroraの研究者らは、2009~15年の薬局および患者レベルの電子健康記録データを分析し、減量薬の対象となる成人患者224万8407人の処方パターンと原料薬(抗肥満薬)の使用を調査した。

その結果、1.3%(2万9964人)のみが減量薬の処方を受けていた。処方の76.6%はフェンテルミンで、51.7%が120日以上の連続投与、33.8%が360日以上の連続投与だった。2009年と比較して、2015年にはすべての薬の投薬日数が32.9%増加した。女性、黒人患者、およびよりBMI値の高い患者でより高い処方率が観察された。処方箋を作成した3919の医療機関のうち23.8%で、処方箋の89.6%が作成されていた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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