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10時間制限食は減量とメタボに効果

1日のうちの10時間に食事時間を集中させることで減量とメタボ症状の改善が見られたという研究結果が125日、「Cell Metabolism」オンラインに掲載された。

今回の研究は、メタボリック症候群の患者19人を対象に、「10 h time-restricted eating (TRE)」(10時間制限食)と名付けられたこの食事法を12週間実行してもらい、終了後の体重および腹部脂肪やコレステロール値などの代謝指標を評価した。食事法は、1日の最初の食事から最後の食事までを10時間以内に済ませることが条件で、いつ、どのくらい、また何を食べるかは自由とした。

その結果、12週間後の参加者の体重は平均3%、腹部脂肪も3%の減少が確認された。血圧、アテローム脂質、空腹時血糖値も改善が見られた。研究者らは、この食事法はメタボリック症候群治療のための標準的な治療に追加できる潜在的に強力なライフスタイル介入であるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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