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肥満になりやすい民族、なりにくい民族

多民族の大学生を対象としたフィットネスと肥満の関係を検討した論文が129日、「Journal of American College Health」オンラインに掲載された。

California State Universityの研究者らによるこの研究は200613年にかけて実施された調査。調査全体では、非ヒスパニック系白人1454人、ヒスパニック系1436人、アジア系1016人が対象となった。多民族の学生集団における体力と行動要因と肥満の違いと関連性を、断面積データを利用した分散分析と回帰分析で評価した。

 その結果、非ヒスパニック系白人(23.17±±3.67)、ヒスパニック系(24.32±±3.67)、アジア系(22.92±±4.12)と、各集団でBMIの差が確認された。フィットネスパラメーター、相対VO2最大値、体脂肪率、および合計フィットネススコアは、肥満と有意に関連していた。ストレスは、ヒスパニック系および非ヒスパニック系白人で肥満と強く関連していた。

研究者らは、大学生の間では民族的背景の違いによる肥満の差が消えず、現在または後年の肥満発症抑制を考慮した体力とストレス管理の介入はヒスパニック系および非ヒスパニック系白人学生を対象とすべきと述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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