猛暑の今夏、男性化粧品の消費だけ上昇~マクロミル定点観測

最新商品

2013.09.6

編集部

全国の一般消費者の消費に対する意識と実態を毎週定点観測している株式会社マクロミル(東京都港区」)は9月5日、MACROMILL WEEKLY INDEX(マクロミル定点観測調査)のデータから、2013 年6~8 月の消費行動の分析結果を発表した。それによると、猛暑の今夏、汗・におい対策としてか、男性化粧品だけが好調という結果が出た。
調査手法はインターネットリサーチ。有効回答数は毎週1,000 名。

全国的に記録的な猛暑となった今夏。この暑さが、“夏のボーナス”や“お盆休み”などの消費ピークポイントにどのような影響を与えたのか、を分析した。

2013 年の6~8 月、何を消費したかについてでは、各アイテムの平均消費率は2012 年に比べ、全体的に低下している中、男性の“化粧品”への消費だけが昨年の夏に比べて上昇したことがわかった(=グラフ)。同社は、「汗やにおいを気にする男性が増えたことによる影響があるのかも」と分析している。

マクロ見る調査

その他では、7~8 月は、ほぼ毎週で昨年よりお出かけ日数が減少していた。1週間の通勤・通学、日常的な買物などを除く特別な外出をした“平均お出かけ日数”の変化をみると、2013 年は7~8 月のほとんどの週で、2012 年よりも少なかった。

2013 年6~8 月にかけての1 週間あたりの消費金額は16,400 円。昨年同期間の17,000 円と比べて、600 円のマイナスとなった。お出かけ日数が減ったこともあり、消費が伸び悩んだと分析している。

同定点観測調査では、2013 年から新たな質問項目として「過去1週間の生活気分」を追加している。4 つのポジティブ要素の選択肢と4 つのネガティブ要素の選択肢があり、ポジティブとネガティブのそれぞれの平均値を算出すると、週ごとの生活気分と消費行動との関係性が見える仕組み。生活気分別に消費予測(今後の消費量の見込み)の平均値を比較すると、ポジティブ気分の人は消費量の増加を見込んでいることがわかった。同調査は、「今後の消費動向を予想する上でも、消費者の気分の浮揚を注視していくことが大切」とまとめている。

#

↑