アムウェイ、アジア向け美容製品開発の拠点をソウルに設立
2013.09.6
編集部
アムウェイ(米国ミシガン州エイダ)は、アジアにおける研究開発とマーケティング戦略を強化する一環として今年8月、韓国ソウルの韓国アムウェイ本社ビル内に「アジアビューティセンター」を開設した。今後同センターを拠点に、同社においてマーケットが大きいアジアの美容市場のトレンドを取り入れた製品開発を開始する。
同社の化粧品など美容関連製品は、基本的には世界共通だが、日本や韓国などアジア女性の美容意識が高いことから、肌質データなどは収集してきた。それをさらに前進させ、今後はアジア向けに特化した製品開発などにも取り組んでいく構えだ。
「アジアビューティセンター」はその拠点。消費者・市場調査、技術・臨床研究、技術提携、コンセプト・製品デザイン、製品パッケージ開発など、部門の垣根を越えて活動する専門家たちを配置し、日本を含むアジア地域のトレンドを考慮した製品開発や、新製品開発プロセスをサポートする。
同センターの初代ディレクターには、アムウェイ本社で、高級スキンケアブランド世界売り上げTOP5(注)にランキングされている「アーティストリー」のエイジングケア部門の研究開発を率いてきたポール・シーラ(Paul Seehra)博士が就任。マーケティングディレクターには、アーティストリーのメイクアップ部門のマネージャーを務めてきたエレイン・シン(Elaine Sheng)が就任した。8月中旬から、徐々にスタッフが着任し、業務を開始している。
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