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不妊治療前の肥満女性、生活介入で出生率上がらず

生殖補助医療への参加前の減量と出産率の関連をシステマティックレビューとメタ分析で検討した結果が2月25日、「International Journal of Fertility and Sterility」オンラインに掲載された。

肥満は生殖補助医療(ART)への悪影響と予後不良に関連しているため、患者は標準体重に減量することを勧められる。今回の研究は、太りすぎまたは肥満の女性の生殖能力改善のために、減量がどのように効果的であるかについて不足する情報を補う目的で実施された。

研究では論文データベースのCENTRALMEDLINEEMBASEを検索し、不妊症治療を受ける前の肥満女性のライフスタイル介入を評価するランダム化試験を対象とした2つのレビューを選択(対象:無作為化試験8件、参加者計1175人)。バイアスリスクを評価の上、妊娠、出産、流産率に関するデータを主要な結果として抽出し、ランダム効果モデルを使用して効果の推定値をプールした。その結果、ライフスタイルプログラムによる生活改善介入は妊娠率の改善につながったが、生児出生率改善には効果がないことがわかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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