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超加工食品の摂取で肥満になる確率上昇

英国の成人集団における超加工食品の消費と肥満の関連を調査した結果が51日、「PLOS ONE」オンラインに掲載された。

2008-16年の国民栄養調査から19-96歳の男女6143人をサンプリングし、4日間の食品日記で報告された摂取食品内容いついて分析、肥満との関連を調査した。

その結果、多変量解析で超加工食品の四分位最低摂取値と比べた最高摂取値では、BMI1.66kg/m2高く、ウエスト周囲が3.56cm大きく、肥満になるオッズが90%高くなっていた。超加工食品の消費量が10%増加すると、BMI0.38 kg/m2、ウエスト周囲が0.87cm増加し、肥満になるオッズが18%高くなった。これらの結果から、超加工食品摂取量の増加は、英国の成人人口の脂肪過多に関連していることが明らかとなった。研究者らは「政策立案者は、未加工または最小限の加工食品の消費を促進し、超加工食品の消費を減らす行動を検討する必要がある」と提言している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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